与贈工房物語⑦~与贈工房って何だろう?~

与贈工房って何だろう?

 

自己組織化コミュニティ第1期の運営チームは、与贈工房の田原、さわさんの他に、相宮幸二さん、川端広樹さん、大隅紀子さんの合計5名で行いました。

プロジェクトの収益を、プロジェクト内で分配するだけでなく、与贈工房へも分配して循環させるように決めたのですが、与贈工房メンバーじゃない3人がいたことで、この3人にとって与贈工房へ分配する意味は何だろうという疑問が生まれました。

与贈工房のメンバーにとっては、収益化しない活動へお金を送ることは、「私たち」が活動を継続するために必要なお金になります。一方、そのプロジェクトだけに関わった人たちにとって、与贈工房へ分配するお金は、どのような意味を持つのだろう?と思ったのです。

今後、多くの人を巻き込んでコラボレーションでプロジェクトを進めていくうえで、「与贈工房とは何か?」を定義して、与贈工房が何を目指して進んでいるのか、与贈工房に分配したお金がどのように循環するのかを明確にしたいと思いました。

与贈工房を生きものにたとえると、どのようになるだろうか?

栄養の摂取と代謝が、収益と分配に当たるとして、私たちは、それを最大化するために生きているわけじゃない。

魂を躍動させて生きるために、栄養の摂取と代謝が必要なのだ。

この順番を、決して忘れないようにしよう。 そう思いながらも、具体的な構造をどのようにしたらよいのか、与贈工房をどのように定義したらよいのか、が見えてこないまま、モヤモヤとした状態が続きました。